植田さん(右から2人目)からようかん作りを学ぶ児童たち=日野町西大路・西大路小

植田さん(右から2人目)からようかん作りを学ぶ児童たち=日野町西大路・西大路小

児童たちが描いたラベルデザインを使い、商品化された4種類の「近江茶ようかん」

児童たちが描いたラベルデザインを使い、商品化された4種類の「近江茶ようかん」

 滋賀の茶所、湖南・湖東地域にある4小学校の児童たちが、授業の一環で作った茶のようかんをもとに、滋賀県日野町の老舗和菓子店が「近江茶ようかん」を商品化した。甲賀市の土山茶と朝宮茶、日野町の北山茶、東近江市の政所茶の4種類の風味を生かしており、21日、草津市内の百貨店や高速道路のサービスエリアで限定販売した。

 地域などを学ぶ総合学習で郷土の特産品を知るため、草津市の渋川小の中村大輔教諭(46)が企画。普段あまり飲まないお茶に目を向けようと、産地に近い甲賀市の土山小と朝宮小、日野町の西大路小にも声を掛けた。

 それぞれの学校は、オンラインで四つの産地の茶農家から製法などの話を聞き、知識を深めた。総仕上げとして日野町の和菓子店「かぎや菓子舗(ほ)」の植田真之介制作部長(40)の指導を受け、ようかん作りに挑んだ。

 西大路小では、6年の児童らが寒天と砂糖と白あんを煮詰め、4種類のようかんを完成させた。試食では、抹茶の香りとともに、ほんのりした甘みのある菓子に顔をほころばせた。北山茶はすっきり、朝宮茶は濃い味が特徴という。

 児童たちは、4種類のラベルのデザインも手掛け、同小の女子児童(12)は「お茶の葉によって色や香りが全然違って驚いた」と話し、植田さんは「それぞれの産地の特色が出ていて、全部いい味わいでした」と語った。