閉校式でマイクの前に立ち生徒代表として誓いの言葉を述べる高雄中の湊さん(京都市右京区・高雄小)

閉校式でマイクの前に立ち生徒代表として誓いの言葉を述べる高雄中の湊さん(京都市右京区・高雄小)

3月で閉校となる高雄中の校舎(京都市右京区)

3月で閉校となる高雄中の校舎(京都市右京区)

 4月から京都市右京区の双ケ丘中に統合される高雄中(右京区)の閉校式が19日、同中の近くにある高雄小体育館であった。74年の歴史を持つ慣れ親しんだ学びやに生徒や地域住民が別れを告げ、統合後の中学校に歴史や伝統を受け継いでいくことを誓った。

 高雄中は1947年に開校。少子化で生徒数は1962年の122人をピークに減少し、2020年度は48人になった。今後も減少する見込みのため、両中学校のPTAや地元の自治連などが協議し、統合を市教育委員会に要望した。

 式には在校生と教職員のほか、地域住民や保護者ら約70人が出席。冒頭に高雄中伝統の和太鼓部がオリジナルの演目を披露し、体育館に響く力強い音に出席者が聞き入った。

 地元住民代表による感謝のあいさつの後、石井大記校長が式辞を述べた。石井校長は学校の歩みや新型コロナウイルス感染拡大下の1年間の行事を振り返り、「今日まで積み重ねてきた歴史と伝統は受け継がれていく」と結んだ。

 最後に生徒会長の2年湊明佳莉さん(14)が「地域に支えられ今日の日を迎えた。仲間、夢、成長という言葉を大切にし、私たちが歴史をつくり上げていく」と誓った。生徒たちの学校生活を写真で紹介するメモリアルムービーが流れると、涙を浮かべる参加者もいた。