急な石段を上がり、奥宮に神輿を担ぎ上げる駕輿丁ら(3日午前10時58分、大津市坂本5丁目・日吉大社)

急な石段を上がり、奥宮に神輿を担ぎ上げる駕輿丁ら(3日午前10時58分、大津市坂本5丁目・日吉大社)

 湖国三大祭りの一つ、日吉大社(大津市坂本5丁目)の山王祭の幕開けとなる「神輿上(おこしあげ)神事」が3日、同大社で行われた。小雨が降る中、総勢300人が「ヨイコラ」の掛け声とともに神輿2基を奥宮に担ぎ上げ、湖国に春を告げる伝統行事を営んだ。

 午前10時過ぎ、駕輿丁(かよちょう)と呼ばれる担ぎ手の男衆が重さ約1トンの神輿を肩に入れ、急な山道を登った。北大津高と比叡山高の野球部員や地元の子どもたちも綱で引っ張って加勢。掛け声を響かせながら、約1時間がかりで八王子山(381メートル)頂上近くにある奥宮の「牛尾宮」と「三宮」に運び入れた。

 同祭実行委員長の山田守生さん(55)は「いよいよ始まった。平成最後の節目に気が引き締まる」と話した。

 神輿は男女の神の乗り物で、4月12日の「午(うま)の神事」で結婚、13日の「宵宮落とし神事」で出産を模し、天下太平や五穀豊穣(ほうじょう)を祈る。