高台にあるグラウンドののり面が崩れた現場(4日午前8時40分、京都府福知山市篠尾)

高台にあるグラウンドののり面が崩れた現場(4日午前8時40分、京都府福知山市篠尾)

 未明の住宅地で突然起きた土砂崩れに不安が広がった。京都府福知山市篠尾の京都共栄学園中・高グラウンドで、4日未明に発生したのり面の崩落。けが人は無かったが近隣の7世帯が避難した。同中高は5日も臨時休校する。

 土砂崩れは午前5時ごろに発生。グラウンド東端ののり面が高さ約15メートル、幅約30メートルにわたって崩落し、隣接する民家の物置が倒壊した。

 物音に気付き、近隣に避難を呼び掛けた男性(83)は「ミシミシという音が長く続き、窓の外を見たらのり面がずれていた。物置は崩れたが全員が避難できて良かった」と振り返った。

 同学園によると、グラウンドは4年前から地盤沈下が確認され、2年前には沈下を防ぐ補強工事を実施。しかし、昨夏の西日本豪雨でのり面に約15センチのずれが発生し、今月半ばに、のり面を安定化させる工事が始まる予定だったという。

 土砂撤去には約1カ月かかるといい、7世帯の避難生活も長期化する見通し。学園は、避難先としてホテルなどを手配するほか、市も市営住宅を用意するなどして対応に当たる。