咲き始めた桜並木の下を通る十石舟(京都市伏見区)

咲き始めた桜並木の下を通る十石舟(京都市伏見区)

 京都市伏見区の宇治川派流を巡る「十石舟」の今年の運航が20日、始まった。乗船したマスク姿の家族連れたちは、両岸でアーチ状に咲き誇りつつある桜を楽しみ、酒蔵の立つ町並みの風情を満喫した。

 舟は月桂冠大倉記念館近くの乗船場を出発し、三栖閘門(こうもん)までの往復約3キロを運航する。

 川面を滑るように進む舟上で、観光客たちはユキヤナギや両岸のソメイヨシノに見とれ、舟運の要所としてかつて栄えた伏見の歴史に思いをはせていた。

 東近江市から訪れた男性(78)は「ゆったりとした時間を過ごせて伏見の歴史も感じられた」と話した。

 有料で12月5日まで。