二条城撮影所が開設されて111年になるのを記念して上映された「忠臣蔵」の現存最古の映画(21日午後、京都市中京区・二条城御清所)

二条城撮影所が開設されて111年になるのを記念して上映された「忠臣蔵」の現存最古の映画(21日午後、京都市中京区・二条城御清所)

 京都初の撮影所「二条城撮影所」が開設されて111年になるのを記念し、同撮影所を拠点に作られた「忠臣蔵」の現存最古の映画が21日、二条城(京都市中京区)の御清所(おきよどころ)(重要文化財)で上映された。映画の街の礎が築かれた当時の活気あふれる映像に、愛好家ら約40人が見入った。

 二条城撮影所は、二条城西南櫓(やぐら)の外側に1910年から2年間存在した。現存最古の「忠臣蔵」は、「日本映画の父」牧野省三が監督し、「日本初の映画スター」である尾上松之助が大石内蔵助など主要な役を務めた無声映画で、西南櫓を赤穂城に見立てるなどして制作された。

 今回の上映には活動写真弁士の片岡一郎さんらが出演した。豪快な演技や情景にテンポ良くせりふが入り、赤穂浪士の討ち入りシーンでは、三味線やピアノ、打楽器の迫力ある演奏が会場に響いた。

 上映の様子を撮影した映像を27日正午から24時間限定で京都市が創設する「京都映画賞」の公式ホームページから無料配信する。