京都地検

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 京都市北区の京福電気鉄道北野線の踏切で運行訓練中に遮断機が下りずに電車とタクシーが衝突した事故で、業務上過失傷害の罪に問われた京福電鉄(中京区)運輸課長の男性(56)を無罪とした京都地裁判決について、京都地検は22日、控訴しないと発表した。

 京都地検の北佳子次席検事は「一審判決の判断を控訴審で覆すのは困難と判断した」とのコメントを出した。

 事故は警報機や遮断機などを遠隔操作する電子連動装置の訓練中に発生した。8日の判決では、装置は警報機と出発信号機の作動操作を4秒以内に行わなければ遮断機が下りない仕組みになっていたが、業者から知らされておらず社内で認識されていなかったと認定。「事故は予見できず、業務上の注意義務や義務を怠った過失はない」と判断した。

 京福電鉄は「引き続き安全運行に取り組んでまいります」としている。