地元産のキウイと鶏肉を使った「たんちょす」

地元産のキウイと鶏肉を使った「たんちょす」

 美食観光の町づくりの一環で、京都府京丹後市が昨秋にスペインのサン・セバスティアン市に市内の料理人を派遣して開発に取り組んできた創作料理が完成した。小さなパンに食材をのせた同国の「ピンチョス」を参考した料理で、丹後にちなみ「たんちょす」と名付けて旬の食材をPRする。3月13日に試食を兼ねた報告会を市内の観光施設で開く。

 サン・セバスティアンは多くの有名レストランがある美食の街と知られる。公募で決まった網野町の民宿「まつつる」の松梨善行さんや旅館「万助楼」の大町英継さんら5人が派遣され、世界最高峰とされる料理学会「ガストロノミカ2018」に参加し、一流シェフと交流した。

 5人は帰国後に低価格で一口サイズのピンチョスをアレンジした料理と一品料理を試作。サワラのみそ漬けを春菊のソースとあえたピンチョスや塩で締めたサクラダイをシュー生地に挟んだ料理など、丹後の冬と夏の食材を用いた計10種類の「たんちょす」と5種の一品料理を考案した。今後、市のホームページでレシピを公開する予定で、市観光振興課は「新たな料理を機に、丹後の豊かな食材を生かした町づくりに興味を持ってほしい」と話している。

 報告会は同市弥栄町の道の駅「丹後王国 食のみやこ」で午後6時半~8時半。研修報告と創作料理の発表後、試食交流会を市商工会と催す。参加料300円。先着100人。市商工会0772(62)0342。