特別公開されている高御座の精巧な模型(京都市中京区寺町通二条上ル・象彦京都寺町本店)

特別公開されている高御座の精巧な模型(京都市中京区寺町通二条上ル・象彦京都寺町本店)

 天皇陛下が即位を内外に宣言する「即位礼正殿の儀」で使われた玉座「高御座(たかみくら)」の10分の1サイズの精巧な模型の特別公開が25日、京都市中京区の京漆器の老舗・象彦京都寺町本店で始まった。黒漆塗りの壇や屋根の装飾など職人技を細部までじっくり鑑賞できる。

 同社が所蔵し、高さ約65センチ。普段は京都御所(上京区)で保管されている実物と同様、大正天皇の即位に合わせて1913~15年に作られたと伝わる。一般公開は平成の即位礼に続いて2回目。
 3層の継壇(つぎだん)の上に八角形の屋形を据えており、周りを彩る大小の鳳凰(ほうおう)や鏡といった装飾品、昭和への代替わりまで付いていた左右の階段も忠実に再現。基壇の側面に描かれた麒麟(きりん)と鳳凰の姿を間近に眺められるほか、後方に回り込むこともできる。皇后さまが立った御帳台(みちょうだい)の模型も合わせて展示している。
 27日までの午前10時~午後6時。同日午前11時と午後3時から西村毅社長によるギャラリートーク(各回15分)がある。無料。