観光客らに私道での無断撮影禁止を訴える高札。守れない場合は「1万円申し受けます」と厳しい一文も添えた(京都市東山区花見小路通四条下ル)

観光客らに私道での無断撮影禁止を訴える高札。守れない場合は「1万円申し受けます」と厳しい一文も添えた(京都市東山区花見小路通四条下ル)

 「許可なき撮影は1万円」。国内外の観光客が集中し迷惑行為が問題になっている京都市東山区の祇園町南側地区で、地元の協議会が私道での無断撮影の禁止を決めた。法的拘束力はないが「罰金」的な意味合いを持たせ、守らなかった時に金銭を請求すると初めて明示した高札の設置を25日から始めた。高札は高さ約2メートル。カメラやスマホの絵文字に赤い斜線を引き、使用を控えるよう訴えている。併せて日本語、英語、中国語で「私道での撮影禁止」、無断撮影には「1万円申し受けます」と記した。

 祇園町南側地区協議会は2016年から、お茶屋などが立ち並ぶ地区内に写真撮影や芸舞妓への接触禁止を絵文字で記した高札を設置した。しかしトラブルは後を絶たず、金銭の請求を含めた厳しい内容に改めることにした。地区内の花見小路通は公道のため対象外。
 今後、8カ所の高札を順次取り換える。高安美三子会長は「まちの情緒を損なうことでもあり、本当はやりたくない。でも限界は超えている」と窮状を話し「高札が必要ないような祇園町になってほしい」と訴えた。
 この日は同協議会員やまちづくりに協力する京都女子大、龍谷大の学生ら約60人がマナー向上を訴える活動も行い、観光客に注意を呼び掛けるステッカーなどを手渡した。