中村昌生さんの「庭屋一如」の考えに迫る特別展(京都府八幡市八幡・松花堂美術館)

中村昌生さんの「庭屋一如」の考えに迫る特別展(京都府八幡市八幡・松花堂美術館)

 茶室・数寄屋建築研究の第一人者で昨年死去した中村昌生さんの思想を紹介する特別展「茶室のアイデア―中村昌生と庭屋一如(ていおくいちにょ)」が26日、京都府八幡市八幡の松花堂美術館で始まる。

 中村さんは京都工芸繊維大名誉教授を務め、桂離宮整備懇談会や迎賓館建設懇談会の委員を歴任。同美術館の名誉館長も担った。
 会場には、中村さんが庭と建物が一体となる「庭屋一如」の考えに基づいて設計した山寺芭蕉記念館(山形県)や白鳥公園茶室「清羽亭」(名古屋市)を写真や模型で紹介。
 同美術館に隣接する庭園へ移された松花堂昭乗の草庵に関心を寄せたことも踏まえ、男山にあった昭乗の「男山瀧本坊」のおこし絵図や茶室のイメージ図なども展示している。
 同館は「今につながる洗練された和風建築のよさを見直してもらえれば」としている。
 12月8日まで。入館料は一般600円。月曜休館。講演会や学芸員による展示解説も予定。同館075(981)0010。