2018年・京都府内のメインバンク社数トップ10

2018年・京都府内のメインバンク社数トップ10

 帝国データバンクが実施した京都府と大阪府の2018年企業メインバンク実態調査(社数ベース)によると、京都府内では地元金融機関が強固な地盤を守る一方で、新規出店が相次ぐ大阪府内では、東部から京都勢が勢力を伸ばしている状況があらわになった。

 帝国データバンク京都支店によると、京都府内企業2万9731社を対象とした調査では、京都銀行が9602社(構成比32・3%)で調査開始以来9年連続でトップ。2位は京都中央信用金庫で7473社(同25・1%)、3位は京都信用金庫4087社(同13・7%)と地元金融機関によるトップ3で全体の7割を占めた。メガバンクの構成比は1割程度で、滋賀銀行は786社(同2・6%)で7位だった。

 地域別では、事業者が多い「京都市」で京都中央信金が構成比29・6%で9年連続トップで京都銀(29・5%)、京都信金(15・8%)と続いた。「山城」「乙訓」「丹波」「南丹」は京都銀行が首位。「中丹」と「丹後」は、府北部が地盤の京都北都信用金庫がトップで約6割を占めた。

 一方、帝国データバンク大阪支社による大阪府内企業10万5040社を対象にした調査では、1位は三井住友銀行、2位は三菱UFJ銀行だったが、メガバンクがここ10年間で7・1ポイントもシェアを落とし、地銀や信金が拡大する傾向がみられた。大阪に店舗網を広げる京都の金融機関が取引先を順調に増やし、京都銀行が14位に入るなど、着実にシェアを伸ばしつつある。

 14位の京都銀は、東大阪地区が好調で計934社(構成比0・9%)となり、2009年の第1回調査から約2倍に企業数を伸ばした。大阪北地区で躍進した京都信金は19位で、09年から約1・6倍の497社(同0・5%)。京都中央信金は35位で09年から約2倍の111社(同0・1%)となった。なお、滋賀銀は34位で09年から9社増の115社(同%)だった。

 京都の金融機関は、京都では盤石な守りで、京都に近い北大阪や東大阪地域で浸透してきている。一方で、4月には関西アーバン銀行と近畿大阪銀行の合併で関西みらい銀行が誕生するなど金融機関の再編もあり、「経営統合を進める金融機関には、グループ内で連携したサービスを充実させてシェア拡大しているケースもあり、企業がメインバンクを再選択する可能性もありうる」としている。

 調査は、帝国データバンクの2018年10月末時点の企業概要ファイルから京都府、大阪府の企業がメインバンクと認識している金融機関を抽出して集計したため、各金融機関による実数とは異なる。