「白梅小禽図屏風」などが展示された会場(京都市左京区・細見美術館)

「白梅小禽図屏風」などが展示された会場(京都市左京区・細見美術館)

 「琳派展21 没後200年 中村芳中(ほうちゅう)」(京都新聞など主催)の展示が、京都市左京区の細見美術館で開かれている。江戸中後期の絵師・芳中(生年不明、1819年没)の代表作を集め、おおらかな作風を満喫できる内容になっている。


 京都出身とされ大坂で活躍した芳中は、指など絵筆以外で描く指頭画の名手として知られた。尾形光琳風の作品を集めた版本「光琳画譜」を江戸で出版して評判となった。
 会場には、絵の具をにじませる技法「たらし込み」を多用し、草花の微妙な色の変化を味わい深く表現した「扇面画帖」や、デザイン化された白梅と口を開けた鳥がユーモラスな「白梅小禽図屏風(しょうきんずびょうぶ)」などが並ぶ。
 得意とした俳画や、子犬を丸くデフォルメして描いた作品もある。12月22日まで。月曜休館(11月4日は開館、翌日休館)、有料。