京都大学

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 京都大複合原子力科学研究所は24日、大阪府熊取町にある研究用原子炉「KUR」(出力5千キロワット)について2026年の運転停止と廃炉作業開始の検討をしていると明らかにした。今後、京大としての方針決定に向けた議論が進められる見通し。

 同研究所によると、KURは大学の研究炉としては国内最大で1964年に初臨界し、放射線の医療応用などの研究にも使われてきた。使用済み核燃料は2026年5月まで米国が引き取ることが合意されているが、それ以降の見通しが立っておらず課題となっていた。

 将来的に、同研究所にもう1基ある原子炉施設の臨界集合体実験装置などを継続して利用すると共に、廃炉となる福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」の敷地内に新設される予定の試験研究炉で研究を続ける方針。試験研究炉の完成時期は未定という。