爆破予告のため閉鎖された京阪三条駅の出入り口で警戒にあたる警察官(2017年11月5日撮影、京都市東山区)

爆破予告のため閉鎖された京阪三条駅の出入り口で警戒にあたる警察官(2017年11月5日撮影、京都市東山区)

 関西各地の交通機関に爆破予告の虚偽電話をかけたとして威力業務妨害罪などに問われた無職の男(39)の判決が5日、京都地裁であった。戸﨑涼子裁判官は「多数人の避難や爆発物の検索を余儀なくさせた」として懲役2年8月(求刑懲役4年)を言い渡した。

 判決によると、2017年11月4~5日、京阪電鉄や宮津市の丹後海陸交通の営業所に「爆弾を仕掛けた」などと虚偽電話をかけ、列車やフェリーを運休させて同社の業務を妨害した。

 判決理由で戸﨑裁判官は「両親との同居生活へのいら立ちが動機」と指摘。弁護側が知的障害により責任能力は限定的だと主張した点については「行為の違法性を認識し、行動を制御する能力は減退していなかった」として完全責任能力を認めた。