選択的夫婦別氏制度の導入に向けて議論が始まった自民党の議連=国会内

選択的夫婦別氏制度の導入に向けて議論が始まった自民党の議連=国会内

 「選択的夫婦別氏制度」を早期に実現しようと、自民党の国会議員らが25日、国会内で議員連盟の設立総会を開いた。京都府や滋賀県選出を含めて多くの議員が出席。設立趣意書の承認や有識者の講演などがあり、党内で賛否が割れている制度について理解を深めた。

 京都・滋賀から衆院議員の木村弥生氏(比例近畿)や大岡敏孝氏(滋賀1区)が姿を見せた。

 設立趣意書には、両性の平等は憲法の中核理念の一つで、夫婦同氏を強制する現行制度は見直しが不可欠として、議連の議論を通じて法整備につなげる考えを示している。

 議連には、無派閥も含め党内の全派閥から100人超の議員が参加しているという。総会冒頭、議連呼び掛け人代表の浜田靖一衆院議員が「腰を据えた分かりやすい議論を心がけたい」と、あいさつ。非公開の講演では、国際政治学者の三浦瑠麗氏が、近著に示した日本人価値観調査のデータなどを基に制度への考察を語った。議員からは、反対派とも冷静な議論を積むことを求める意見が多く出たという。

 大岡衆院議員は「戸籍とマイナンバーを結び付けて個人がちゃんと特定されることを前提に、誰もが好きな姓を名乗ればいい。別氏に不安を持つ国民も納得できるように議論を深めたい」と話す。