滋賀県甲賀市役所

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 滋賀県甲賀市議会は25日、鵜飼勲市議(66)に対する政治倫理審査会を設置したと発表した。議会での発言を巡り「政治倫理条例違反の疑いがある」として2会派の市議3人が設置を請求した。政倫審設置は昨年12月の同条例制定後初めて。鵜飼市議は「(設置は)議会制民主主義の根幹を揺るがしかねない」と反論している。

 審査請求書によると、6月定例会の議案質疑で直接関係のない、副市長に選挙開票事務不正の疑義があるかのような発言を続けた▽9月定例会一般質問で地方税法に抵触するため回答できないとした執行部答弁に対し5回も同趣旨の質問を繰り返した▽4月の開票事務不正特別委で委員長に侮辱的な発言をした―とし「品位を損なう一切の行為を慎む」などと定めた政治倫理基準に反すると指摘している。
 政倫審は議長指名の市議5人で構成。31日に初会合を開き、60日以内に議長に報告する。違反事実があれば戒告や勧告などができる。
 鵜飼市議は「今後、質疑や質問が抑制され、市議会が機能不全に陥るようなことになれば看過できない。正当な政治活動だと訴えていく」としている。