坂田記念ジャーナリズム賞の賞状を受け取る清原部長代理(右)=大阪市北区・クラブ関西

坂田記念ジャーナリズム賞の賞状を受け取る清原部長代理(右)=大阪市北区・クラブ関西

 関西を拠点にした優れた報道活動に贈られる「第28回坂田記念ジャーナリズム賞」の表彰式が26日、大阪市北区のクラブ関西であった。「筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者嘱託殺人事件の一連の報道」で同賞を受けた京都新聞社取材班代表らに賞状が手渡された。


 取材班は、医師2人がALS女性患者に薬物を投与して死亡させたとされる事件で、患者の心情や遺族の思い、会員制交流サイト(SNS)で死を求める人々がつながる危うさを報道。ALS独居支援の実情を伝え、学識者や医療、福祉関係者らのインタビュー連載も展開した。


 坂田記念ジャーナリズム振興財団の赤木攻理事長から賞状を受け取った京都新聞社の清原稔也報道部長代理は「難病患者の生きる権利、福祉サービスは保障されているか、安易な安楽死議論が患者の生きる希望を奪っていないか。事件からはさまざまな社会的課題が見えてきた」とあいさつした。


 同賞は第1部門(スクープ・企画報道)と第2部門(国際交流・国際貢献)で計9件が選ばれた。