館内での音楽会で披露されたガラス製のバイオリンとチェロ(長浜市元浜町)

館内での音楽会で披露されたガラス製のバイオリンとチェロ(長浜市元浜町)

リニューアルした黒壁ガラス館(長浜市元浜町)

リニューアルした黒壁ガラス館(長浜市元浜町)

 滋賀県長浜市元浜町の観光スポット、黒壁スクエアの中核施設「黒壁ガラス館」の改修工事が終わり、27日にリニューアルオープンした。26日の内覧会では、世界で初めて作られたガラスのバイオリンとチェロによる音楽会が開かれ、新生ガラス館の門出を祝った。

 ガラス製の楽器は、東京の耐熱ガラスメーカーが2003~04年に特殊なガラスで制作。音楽会では「アメイジング・グレイス」「琵琶湖周航の歌」など5曲が披露された。音色は木製の楽器とは違う硬質感があり、内覧客らを魅了した。

 改修工事は昨年12月から行われ、耐震補強を施したほか、大屋根の瓦をふき替え、色あせていた外壁を黒く塗り直した。内部も修繕し、1900年の建築当初を思わせる姿になった。総事業費は約9100万円。

 内覧会には約30人が参加。黒壁スクエアを運営する第三セクター・黒壁の進晴彦社長は「次の100年を支える観光都市長浜のシンボルになってほしい」などとあいさつ。正面入り口でテープカットが行われた。

 黒壁ガラス館は土蔵造りを基調にした木造2階建てで、第百三十国立銀行長浜支店として建てられた。一時は取り壊しの危機に直面したが、地元有志が第三セクターを設立して建物を買い取り、89年にオープン。国の登録有形文化財になっている。