緊急事態宣言の解除と桜の見頃が重なり、大勢の人が訪れた嵐山かいわい(27日午後0時38分、京都市右京区)

緊急事態宣言の解除と桜の見頃が重なり、大勢の人が訪れた嵐山かいわい(27日午後0時38分、京都市右京区)

桜が見頃になり、渡月橋付近には多くの人が訪れた(27日午前11時53分、京都市西京区・嵐山公園)

桜が見頃になり、渡月橋付近には多くの人が訪れた(27日午前11時53分、京都市西京区・嵐山公園)

 首都圏4都県に発令されていた新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除されて初の週末を迎えた27日、京都市内の観光地はにぎわいを見せた。コロナ禍以前の春の観光シーズンと比べると人出は少ないものの、満開を迎えた桜を目当てに他府県から訪れる人の姿が多く見られた。商店関係者は観光需要の回復に期待を膨らませる一方、全国で感染者数が徐々に増えつつあることから、感染の再拡大を懸念する声も上がった。

 右京区と西京区にまたがる嵐山では、マスク姿の若いカップルや家族連れが渡月橋や店が並ぶ長辻通を行き交っていた。この日は気温が20度を超える陽気になり、土産物店には冷たい飲み物などを買い求める人の行列ができていた。

 21日まで緊急事態宣言が発令されていた埼玉県の会社員女性(46)は高校3年の娘(18)と久々に遠出した。「娘の卒業旅行で桜の季節の京都を選んだ。コロナは心配だけど、思い出づくりは今しかできない」と話した。

 一方、土産物店の男性店員は「(観光喚起策の)『Go To トラベル』ができるくらい感染者を抑えないと安心できない。今はリバウンドが心配」と声を落とした。