一面に広がるミツマタの群生地で写真撮影を楽しむ観光客(綾部市老富町)

一面に広がるミツマタの群生地で写真撮影を楽しむ観光客(綾部市老富町)

 福井県に隣接する京都府綾部市東部の老富町で、ミツマタの群生地が見頃を迎えている。静かな山の斜面が鮮やかな黄色に染まり、観光客が秘境の風景を楽しんでいる。

 老富では、かつて住民が紙の原料として栽培したミツマタが根付いている。昨年は新型コロナウイルス禍を受けて4月に閉園としたが、それまでに約8千人が来訪。今年も公開から1週間で千人以上が訪れている。

 今年は大雪の重みで垂れ下がったり、折れたりした枝が多い。それでも枝先に小さな花が束になって咲き、遊歩道周りや斜面は、がくを覆う毛の白色と内側の黄色で埋め尽くされている。

 見頃は4月中旬まで。群生地入り口では保全のための協力金200円を募っている。4月下旬から5月の連休過ぎまでは、一帯にシャガの白い花が咲く。5月16日までの水曜と金~日曜、祝日は、住民による休憩所も開設。とち餅など特産品を販売する。午前10時~午後3時。