笑路城の御城印。後ろの山に笑路城本丸跡がある(亀岡市西別院町)

笑路城の御城印。後ろの山に笑路城本丸跡がある(亀岡市西別院町)

 森の京都地域振興社(DMO)が京都府亀岡市西別院町の山城、笑路(わろうじ)城の御城印販売を始めた。笑路城は典型的な織田・豊臣時代の城で、城主の長澤氏は明智光秀に従い重臣となったとされる。地元住民らは、大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」後の地域振興につなげようと期待を寄せている。

 御城印には長澤氏の家紋「二つ引き両」を描いた。長澤氏は鎌倉時代末、足利尊氏が篠村八幡宮(亀岡市篠町)で倒幕の兵を挙げた際、2番目に駆けつけて尊氏から褒められ、この家紋を使用したという。

 笑路城は摂津と京都を結ぶ街道沿いの要衝にあり、1977年、鉄塔建設のため山城跡としては府内で初めて発掘調査された。観光地化はされておらず未整備のため、登城には登山装備が必要だが、石垣や曲輪(くるわ)跡などがはっきりと残っている。

 地元の「別院のこれからを考える有志の会」の細見均代表は、「城周辺は霊場・能勢妙見山への信仰の道として栄えた歴史もあり、御城印を地域の活性化に生かしていければ」としている。

 御城印はJR亀岡駅のかめまるマートなどで販売する。税込み300円。