大学院設置に向けたキャンパス整備で、教室の確保が課題となっている福知山公立大(京都府福知山市堀)

大学院設置に向けたキャンパス整備で、教室の確保が課題となっている福知山公立大(京都府福知山市堀)

 2024年度に大学院設置を計画している福知山公立大(京都府福知山市)で、教室の確保が課題になっている。昨年4月に開設した情報学部の学生が今後増える見通しに加え、老朽化で使用できなくなる施設があることが判明。さらに、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため教室内に広いスペースが必要になり、懸念の声が学内で上がっている。

 同大学は「地域情報学研究科(仮称)」として定員20人程度の大学院設置を想定し、必要な講義室や研究室を優先して整備する方針。防災の研究機関を設け、企業との共同研究用活動スペースも整備する予定だ。

 ところが、本年度に行った耐震診断で、旧成美大の校舎だった2号館は使用不可と判断された。改修が終わった1、3号館も学生の増加や機材のスペース確保で情報学部のゼミ室が不足し、講義室の1室を複数のゼミで使うことになる見通し。100人以上を収容する3号館の講義室の稼働率は通常5~6割のところ、23年度には約9割に上昇し、余裕がなくなるという。

 さらに、新型コロナの感染防止のため、室内で距離を取る対策が求められている事態となった。22年度以降の時間割編成が困難になる可能性も出ている。体育館や食堂、課外活動スペースなど施設の充実も課題で、同大学事務局は「関係者と話し合いを進め、対策を検討していきたい」としている。