亀岡市みらい教育リサーチセンターの開設に先立ってお目見えした看板(同市宮前町)

亀岡市みらい教育リサーチセンターの開設に先立ってお目見えした看板(同市宮前町)

 亀岡市教育委員会は4月1日、現在の市教育研究所(宮前町)を改称し、「市みらい教育リサーチセンター」を開設する。今春から小中学生に1台ずつ配布されるタブレット端末などICT(情報通信技術)機器の利活用や、不登校児童生徒の支援に力を入れる。

 同研究所は1997年、元オクラホマ州立大京都校の校舎だった建物の一角で開所。教職員研修や不登校の子どもたちが通う適応指導教室などの事業を実施し、小中学校を後方支援してきた。今回、新型コロナウイルス禍で急加速したICT教育に対応できる機関として新たな役割を担うことになった。

 センターは現研究所より人員を増やし、指導主事など15人を配置する。国の「GIGAスクール構想」で、新学期からタブレット端末が配備されることを受け、民間業者に委託して専門の「ICT支援員」を5人置く予定。1人がセンターに常駐し、4人は学校を巡回して活用方法を教えたり、機器類やシステムのトラブルを対処したりする。

 不登校は小中学生ともに増加傾向にあり、適応指導教室に来ることができない子どもたちにも対しても、タブレット端末を使った教材提供などの方法を模索する考えだ。

 神先宏彰教育長は「コロナ禍で教育は様変わりしたが、ICTは手段の一つだ。対面でしかできない学びとの融合を目指しながら、センターを教育の総合的な拠点にしたい」と思いを込める。