滋賀県立高の2019年度一般入試が6日、全日制と定時制の計49校73科で行われた。6802人の定員に対し、7317人が受験。倍率は前年度より0・01ポイント低い1・08倍だった。

 各校では午前9時から一般注意が始まり、国語、数学、社会、理科、英語の順に実施し、午後3時20分に終了。出願者のうち、私立高の合格者ら11人が欠席し、体調不良などで63人が別室で受験した。

 倍率が最も高かったのは大津普通科の1・71倍で、膳所の1・4倍、草津東の1・32倍と続いた。いずれも全日制。全日制の17校23科、定時制の5校6科で定員を下回った。

 7日には石山音楽科、草津東体育科、栗東美術科で実技検査がある。合格発表は13日。定員に満たない科は2次選抜を19日に実施する予定。

 入試問題は、各教科の基礎が理解できているか、またグラフや資料、話し合いの内容を考察した上で、考えを表現する力をみる内容だった。滋賀大付属中教諭による講評の概要は次の通り。

 【国語】鳥の体のつくりと飛行機の構造についてまとめられた文章や、中学生の授業ノートの一部と言葉の意味を探求する大切さを考察した文章などが素材。言葉を正確に理解し活用する力や論理的な思考、言語感覚などが問われた。

 【数学】大問四つの構成で、ヒストグラムを読み取り考察する問題や、コップを転がした動きから線分の長さと回転数の関数関係を見いだす問題など、複数の領域にわたる学習内容を関連付けて数学的に考察する課題が出題された。

 【社会】古代から近代を概観して外国との交流が日本に与えた影響を考察する問題や、奥の細道を題材に統計資料やノートをもとに考察するなど、地理、歴史、社会の事象について課題解決に向け多面的に考え、論理的に判断、表現する力をみる問題だった。

 【理科】琵琶湖の食物連鎖や物体の密度や浮力、天気など、地球、エネルギー、粒子、生命の四つの内容から出題された。身近な観察や実験を中心に課題意識を持って探求し、基礎的な知識を使って考察する力や考えを表現する力が試された。

 【英語】中学生が留学生に取材する場面や、日常生活で目にするチラシやグラフなどが題材とされた。英語の音声や語彙(ごい)、文法などを理解し、実際のコミュニケーションで活用できる力を重視した問題構成だった。