京都工芸繊維大で美術工芸資料館館長として狩野派などを研究して美術展企画に携わる一方、14大学が参加する「京都・大学ミュージアム連携」の中心として国内外への発信に尽力した並木誠士教授の最終講義があり、美術史研究の醍醐味(だいごみ)を学生らに語りかけた。

 並木教授は、京都大で吉岡健二郎氏、京都国立博物館館長を務めた佐々木丞平氏に師事し、徳川美術館(名古屋市)などを経て1995年、工繊大に着任した。「絵画の変」(中公新書)「日本絵画の転換点 酒飯論絵巻」(昭和堂)など……