3月20日に行われたイベントで、レモンの植樹をする参加者ら(宮津市日置)

3月20日に行われたイベントで、レモンの植樹をする参加者ら(宮津市日置)

 レモンを宮津の新しい特産品にしようと、2人の若手農家が奮闘している。京都府宮津市日置で栽培に取り組んでおり、「レモン栽培を宮津の産業として根付かせていきたい」と意気込んでいる。

 同市日置の矢野大地さん(29)と同市喜多の関野祐さん(33)。矢野さんは数年前から日置地区へのUターンを考え、親戚から受け継ぐ土地で何か新しいことをできないか模索していた。


 2018年の12月に、日置の実家に生えていたレモンを見て、日本海側の雪景色に合うのではと栽培に興味を持ち、全国の農家を訪ねて情報を集めた。加工など多様な使い道があるレモンの可能性に注目していた関野さんと2人で構想を練り、今年3月、本格的な栽培を開始した。


 3月20日には地元住民ら約15人も手伝って、同市日置の畑に高さ約40センチの苗木160本を丁寧に植え付けた。2~3年で収穫できるようになり、10年たつと1本あたり25キロほどが実るという。寒冷地である日本海側での栽培は難しいが、宮津は雨が多く日照時間が少ないことで、他にはない、より酸味の強い実になると見込んでいる。


 将来は宮津産のレモンを使った加工商品作りも計画しており、夢は広がっている。関野さんは「農家が、かっこよく誇れる職業だと思ってもらえるよう活動していきたい」と話していた。