職員に授乳され、すくすく育っている子ヤギ3頭(京都市下京区・東本願寺)[LF]

職員に授乳され、すくすく育っている子ヤギ3頭(京都市下京区・東本願寺)[LF]

 東本願寺(京都市下京区)の宿泊研修施設「同朋会館」で除草用の特別要務員として飼育されている2頭の雌ヤギが、2月に相次いで出産した。昨秋の「着任」以前に妊娠していたとみられる。子ヤギは時折かわいく鳴き声を上げるほか、職員が与えるミルクを勢いよく飲み、すくすく育っている。

 2頭はいずれも1歳のルーシーとナンシーで、昨年10月に奈良県内の業者から借り受けた。以後、次第に腹部が大きくなっていった。当初は食欲旺盛によるものとみていたが、次第に高さ1メートルほどの石垣を上がれなくなり、移動の際には職員が抱えることもあった。

 年明けに業者に連絡したところ2頭の妊娠が判明。2月18日に灰色がかった毛のルーシーが雌雄1頭ずつ産み、同22日には茶色の毛色のナンシーも雄2頭を出産した。ルーシーの生んだ雄は直後に死んだため、現在は同朋会館近くの小屋に子ヤギ3頭がいる。

 母ヤギは日中は除草の「仕事」に出掛けるため、子どもたちは囲いの中で飛び跳ねたり、小屋の中で寝転んだりして過ごしている。1日3回、職員から粉ミルクをもらう。いずれも母親の性格に似ているといい、ルーシーの子はやんちゃ、ナンシーの子はおとなしいという。

 8日には子ヤギを業者に引き渡す予定といい、同朋会館は「8日までにかわいい姿を見に来てもらえれば」としている。