京都府教育委員会と京都市教委は6日、同日に実施した公立高入試の中期選抜の出題方針を発表した。難易度は例年並みで、基礎・基本の定着や論理的な思考力、判断力、表現力を問う問題を出題した。

 全日制は54校で実施し、受験者数は6892人で倍率は1・02倍。定時制は11校で受験者数は141人、倍率は0・26倍だった。試験は各教科とも解答時間40分で40点満点。中学3年間の成績である報告書(195点満点)と合わせて合否判定する。18日に合格発表し、同日に後期選抜を行う学校も発表する。

 出題方針と教科ごとの特色、傾向は次の通り。

 【国語】古文は鎌倉時代の説話集「古今著聞集(ここんちょもんじゅう)」を題材に古典を理解する基礎力をみた。現代文は西野順也帝京平成大教授の評論「火の科学」を使い、論理展開を捉えて内容を理解する力などを試した。

 【社会】多面的に考察する力をみるため、四つの大問すべてを地理、歴史、公民の各分野の融合問題とした。各時代の様子を捉え、時代の流れを理解しているかをみる問題も設けた。

 【数学】数量や図形の基礎的な技能に加えて、論理的に見通す力などもみられるよう工夫した。通学時間の調査に関する問題では、資料を整理したり読み取ったりする力をみた。

 【理科】自然の事物や現象の基本的な原理や法則、知識が身についているかを問うた。地学的領域の問題では、惑星の見え方を太陽系の構造と関連づけて捉え、適切に表現できるかを試した。

 【英語】筆記問題は、語句や文法などに関する知識や、内容を正しく読み取る力をみた。リスニング問題は、概要や要点を適切に聞き取り、質問に対して適切に応答する力がついているかをはかった。