初登庁した文化庁の都倉俊一新長官(1日午前、東京都千代田区)

初登庁した文化庁の都倉俊一新長官(1日午前、東京都千代田区)

 文化庁の長官に1日付で就任した作曲家の都倉俊一氏(72)が東京都千代田区の同庁に初登庁した。2022年度の文化庁京都移転を控える中、「日本の古い歴史と文化をもう一度見直して、世界に冠たる文化立国にならないといけない」と決意を述べた。

 都倉氏の任期は23年3月末までの2年間で、京都で任に当たる初めての長官になる可能性がある。職員向けの訓示では新型コロナウイルス禍で苦しむ文化芸術活動の担い手支援を説き、「この世の中で、日本しかできない、人の心に直接届くような芸術を担う若者を育てていかないといけない」と述べた。文化芸術の産業化に取り組む考えも示した。

 都倉氏は山本リンダさんの「どうにもとまらない」やピンクレディーの「ペッパー警部」など多くのヒット曲を作った。この日朝長官室に入り、記者から今の気持ちが自身のどのヒット曲に合うかを問われ「詩人だったらすぐに出てくるんだろうけど、作曲家だからあまりフレーズが出てこない」と話した。

 退任した宮田亮平前長官(75)は5年間務めた。