新年度がスタートした1日、京都、滋賀の多くの企業が新入社員を迎えた。新型コロナウイルスの感染が再び拡大しつつある中、各企業は会場の分散を含め、感染防止に配慮しながら入社式を実施した。トップは「変革が求められる時代」「失敗を恐れず、積極果敢に挑戦を」などと語りかけた。

 「変化の激しい市場環境を理解し、いち早く対応することで社会の発展に貢献しよう」。村田製作所の中島規巨社長は、長岡京市の本社で開いた入社式で、マスク姿の新入社員230人に訴えた。

 感染拡大を受け、入社式の中止が相次いだ昨年から一転、今年は多くの企業が予防策を講じた上で開催に踏み切った。村田製も座席の間隔を空け、出席者に会話の禁止を要請。平和堂は、彦根市の本社など会場を4カ所設けた。

 京セラや日本電産も会場を分散。京セラはグループ12会場で開き、谷本秀夫社長が京都市伏見区の本社で訓示する映像を各会場に中継した。日本電産は、関潤社長が南区の本社ではなく、車載モーター開発拠点の滋賀技術開発センター(滋賀県愛荘町)を訪れ、最重点事業を担う人材に期待を寄せた。

 感染対策を一段と徹底する企業も。「焼肉の名門 天壇」などを展開する晃商(京都市東山区)は新入社員11人を含む出席者に2週間前から検温結果の報告を義務付け、事前にPCR検査も行った。

 地方銀行や信用金庫でも入行式や入社式があった。京都銀行は「密」を避けるため、南区の金融大学校桂川キャンパスに会場を移し、土井伸宏頭取が「健康管理をしっかりし、不調を感じたら周囲に相談してほしい」と新入行員に呼びかけた。

 主要企業のトップが新入社員に送ったメッセージは以下の……