萌芽宣言が出たお茶の新芽(2日午前10時25分、宇治市白川・京都府茶業研究所)

萌芽宣言が出たお茶の新芽(2日午前10時25分、宇治市白川・京都府茶業研究所)

 京都府茶業研究所(宇治市白川)は2日、宇治新茶シーズンの訪れを告げる一番茶萌芽(ほうが)宣言を行った。暖かな春の陽気の下、長さ1・5センチほどの柔らかな新芽が顔をのぞかせた。茶の生産者は宣言から1カ月後を目安に、一番茶の茶摘みを始める。

 萌芽は例年4月上旬ごろ、冬の寒さを耐えてきた包葉の中から芽が伸び、包葉の約2倍に達した状態をいう。同研究所では、所内の茶園を調査して全体の70%が萌芽するころに宣言を行っている。

 今年は2~3月の平均気温が高く推移し、宣言は平年より3日早かった。ただ今後も、夜間の冷え込みや霜によって新茶の品質が影響を受ける可能性があり、生産者はファンを回したり、スプリンクラー散水をしたりと対策を取りつつ、一番茶の収穫に備える。