園部藩ゆかりの唐板や井筒八ッ橋の商品

園部藩ゆかりの唐板や井筒八ッ橋の商品

地元産の餅や野菜を使い、園部藩立藩400年をPRする小出そば(南丹市園部町・道の駅京都新光悦村)

地元産の餅や野菜を使い、園部藩立藩400年をPRする小出そば(南丹市園部町・道の駅京都新光悦村)

 江戸時代の園部藩立藩400年を食でPRしようと、京都府南丹市などは、藩主小出氏ゆかりの出石そばと地元産品を組み合わせた「小出そば」や和菓子を売り出す。城下町である市街地の観光振興につなげる狙い。道の駅「京都新光悦村」(園部町)で6日、試食会があり、市関係者らが舌鼓を打っていた。

 園部藩は1619(元和5)年、出石藩主だった小出吉親が領地替えを命じられ、約3万石の初代藩主となった。今年は立藩400年にあたり、市は3月市議会定例会に提案中の一般会計補正予算案に、藩の歴史を振り返る展覧会などの費用を盛り込んでいる。

 園部町農業公社が運営する同村が、小出氏の前任地の出石そばを使って商品開発。同公社が手がける餅入りと地元産の野菜入りなど4種のメニューを用意し、藩主の名を冠したそばとして、9日から売り出す。

 さらに同村では、藩御用菓子司を務めた「かどや老舗」(園部町)の「唐板」や、近くに工場がある「井筒八ッ橋本舗」の立藩400年の印入り商品を販売する。唐板は吉親の祖父が豊臣秀吉の朝鮮出兵に従軍した際、家臣が小麦粉とあめで作ったのが始まりとされる。

 そばを試食した西村良平市長は「藩主も喜んで食べたであろう、そばには数百年の時を超えて不思議なえにしを感じる」と話していた。