デザインした庭の前で受賞を喜ぶ田畑さん(南丹市園部町・農芸高)

デザインした庭の前で受賞を喜ぶ田畑さん(南丹市園部町・農芸高)

水琴窟とピアノ型のウッドデッキ

水琴窟とピアノ型のウッドデッキ

 「全国造園デザインコンクール」で京都府南丹市の農芸高3年田畑幸さんが特別賞の日本造園建設業協会会長賞を受賞した。大学生や一般から応募が相次ぐ中、庭の計画、施工、利用が最も優れているとされた。音楽をテーマに水琴窟や鳥が来る樹木などを配し、音が鳴る「かわいい和の庭」に仕上げた。

 同コンクールは45回目で、日本造園建設業協会が主催、5部門に全国から409作品が寄せられた。田畑さんは作品「RA―SHI―SA」で実習作品部門で入選し、全部門から1校、7作品が選ばれる特別賞にも輝いた。

 作品は自身が好きな音楽をテーマに縦10メートル、横5メートルの区画に、地中に埋めたドラム缶が鳴る水琴窟を制作。大きなサルスベリの木に、風に揺れて音が鳴るイヤリングをイメージした網鉄筋をぶら下げ、さえずる鳥が来るように実がなるムラサキシキブやクロガネモチを植えた。ウッドデッキはピアノの形に仕上げ、ハープを思わせる雪つりも造った。

 田畑さんは造園コースに所属し、昨年9月から同級生や教員と一緒に庭を造った。「受賞はびっくりした。みんなで形にした庭」と語る。今春から造園デザインの専門学校に進む予定で「絵を描くのが好きで造園を選んだが、学ぶとすごく楽しかった。住宅の庭もデザインしてみたい」と夢を膨らませていた。