古代菓子を再現した「水無瀬殿スィーツ膳」

古代菓子を再現した「水無瀬殿スィーツ膳」

古代の菓子を味わい、後鳥羽上皇にまつわる他地域での活動の様子を視聴する参加者(大阪府島本町・水無瀬神宮)

古代の菓子を味わい、後鳥羽上皇にまつわる他地域での活動の様子を視聴する参加者(大阪府島本町・水無瀬神宮)

 後鳥羽上皇の命日にあたる3日、古代の菓子や遊びを体験する催し「神饌(しんせん)奉納とスィーツ膳を愉しむ会」が大阪府島本町の水無瀬神宮であった。参拝者は地元にゆかりある文化に触れ、関心を高めていた。

 催しは、1221年に後鳥羽上皇が幕府に争い負け、隠岐に流された「承久の乱」から今年で800年の節目として同神社が企画。隠岐神社(島根県)や地元住民が協力した。

 住民らは、有志が再現した平安期から食べられていた米粉の菓子「唐果物(からくだもの)」を奉納。後鳥羽上皇が得意だった蹴鞠(けまり)の普及に取り組む「けまり鞠遊会(きくゆうかい)」(京丹波町)が実演して奉納した。

 隠岐神社でも、事前に郵送した菓子を使って奉納式が営まれた。

 直会(なおらい)では、古代菓子5種が並ぶ「水無瀬殿スィーツ膳」を体験。隠岐で後鳥羽上皇にまつわる活動に取り組む団体の紹介もあった。地元の男性(72)は「素朴な味だが趣を感じた。歴史ある菓子を地元で知ることができてうれしい」と笑顔で話した。