御衣を納めた唐櫃を運ぶ天皇使らの行列(大津市・延暦寺)

御衣を納めた唐櫃を運ぶ天皇使らの行列(大津市・延暦寺)

 大津市の延暦寺(天台宗総本山)で4日、天皇陛下の衣装「御衣(ぎょい)」を前に世界平和や国の安寧を祈る法要「御修法(みしほ)」が始まった。新型コロナウイルス対策が徹底される中、高僧たちが境内を歩いて法要を営む根本中堂へと進み、密教儀式に臨んだ。

 御修法は延暦寺の年中行事で最も重要な法要とされる。感染防止のため、法要関係者全員がPCR検査を受ける一方、控室として大書院のほかに延暦寺会館も活用するなど対策を取った。

 午前11時半ごろ、門跡寺院の門主らに続いて、御衣を納めた唐櫃(からびつ)が天皇使らとともに大書院を出発した。堂内では大阿闍梨(あじゃり)を務める森川宏映天台座主(95)らが白い幕で仕切られた道場で御衣を奉じ、寿命長久(ちょうきゅう)を祈る「普賢延命(ふげんえんめい)大法」の儀式を行った。

 11日まで計21回の法要を営む。