28日間の防疫対応を終え、最後の会議を開いた豚コレラ対策本部(大津市・県危機管理センター)

28日間の防疫対応を終え、最後の会議を開いた豚コレラ対策本部(大津市・県危機管理センター)

 滋賀県近江八幡市の養豚場で豚コレラに感染した子豚が見つかった問題で、滋賀県は6日、国の指針で定められた防疫対応を終え、対策本部を廃止した。県内では事実上の「終息宣言」となる。岐阜県などでは野生イノシシの感染が相次いでいるため、警戒を続ける。

 県は、子豚が運ばれて来た愛知県の養豚場で感染が判明した2月6日以降、同市の養豚場の全699頭を殺処分した。その後も国の指針に沿い、畜産関係車両の消毒や野生イノシシの感染確認検査など28日間の防疫対応を行っていた。

 最終の対策本部会議では、県内の養豚場などに異常はないことが報告された。防疫措置には県職員と県建設業協会、トラック、バス協会など官民の延べ約1460人が従事した。

 今後、県内の全養豚場に防護柵を設置するなど野生イノシシからの感染に備えるほか、殺処分に当たった職員の精神的ケアを進めることを確認した。

 三日月大造知事は「さまざまな家畜伝染病が侵入するリスクは常にある」と述べ、警戒の継続や今回の対応の検証を指示した。