折り紙で作ったチューリップの花を、庭に並べる田川さん(長岡京市・みんなのお家)

折り紙で作ったチューリップの花を、庭に並べる田川さん(長岡京市・みんなのお家)

 長岡京の発掘に貢献した、故中山修一さんの邸宅を改修したコミュニティースペース「みんなのお家」(京都府長岡京市久貝3丁目)で、庭一面を折り紙の花で彩る企画が始まっている。新型コロナウイルス禍で季節の移ろいを楽しみにくい日々が続く中、遊び心で風景と人を明るくしようと試みている。

■コロナ禍も「わくわくを」

 中山さんは「幻の都」といわれた長岡京の発掘に生涯をささげ、私費を投じるなどして実在を証明した。みんなのお家は、中山さんが生前暮らした築80年超の民家を交流拠点として遺族が改修。約130平方メートルの庭は、運営する実行委員会や地元のボランティアが手入れを続けてきた。

 折り紙の「花植え」は、実行委メンバーで地域や人のつながりづくりを目指す「コミュニケーションデザイナー」の田川雅規さん(40)が企画した。感染症対策で、さまざまな活動制限が続く中、暗くなりがちな雰囲気を目に見える形で明るくできそうな活動として考案。作り方さえ分かれば、世代を問わずに誰でも作れる折り紙のチューリップを、庭一面に飾る計画だ。

 田川さんは自分だけではなく、多くの人と一緒に取り組みたいという。地域でも協力を募り各店舗で回収ボックスを設置するほか、SNSを通じて全国に呼び掛ける。「手と目と心を動かし、一緒にわくわくしてほしい。みんなでちょっとだけ元気になりたい」と願いを込める。庭は、散歩や通りすがりの人が自由に訪れられる場所として5日から開放し、新たなつながりが生まれる場所を目指す。

 28日まで募る。折りたたんだ状態で、みんなのお家チューリップ大作戦事務局(長岡京市久貝3丁目3-3)へ。折る手順は回収ボックスを置く店舗で配布するほか、田川さんのユーチューブチャンネル「アソビノコウボウモクモクヤ」でも発信。5月上旬にお披露目を予定している。事務局075(205)5327=平日午前10時~午後4時。