新たな亀岡土産として開発した「若アユモドキ」。形や原材料にこだわりが詰まる(亀岡市南つつじケ丘・リカーショップ寿屋)

新たな亀岡土産として開発した「若アユモドキ」。形や原材料にこだわりが詰まる(亀岡市南つつじケ丘・リカーショップ寿屋)

 国の天然記念物「アユモドキ」が生息する京都府亀岡市で、新たな和菓子「若アユモドキ」が誕生した。酒屋を経営する和菓子職人の夫婦が、初夏の和菓子「若鮎(あゆ)」を参考に2年間かけて開発。小豆や小麦など原材料もほぼ地元産で、「新たな亀岡土産になれば」と意気込んでいる。

 亀岡市南つつじケ丘でリカーショップ寿屋を営む上羽隆義さん(35)、紀子さん(35)が、地域ならではの土産物を作りたいと考案した。

 若鮎は、楕円(だえん)形のカステラ生地の中に求肥(ぎゅうひ)を包んで半月状にとじ、顔やひれを焼き印で描いた和菓子。半月状の直線部分が背中側にあたり、勢いよく清流で踊るアユの姿を模している。一方、若アユモドキは曲線部分を背中側にした。アユモドキは岩陰などにじっとしていることが多く、「まったりした感じを表現した」という。アユモドキの特徴である体のしま模様は、焼き印にすると焦げた味が強くなるため、透明のパッケージに印刷した。

 若鮎はアユ漁が解禁される6月ごろに販売される季節物だが、アユモドキは年中いるため、若アユモドキは通年で販売し、季節ごとに「桜」や「青ゆず」などあんの味を変えて包む。原材料は府内産の京小麦や卵、餅粉で、亀岡産の丹波大納言小豆も使用する。

 包装用ののし紙にはサンガスタジアム京セラとアユモドキが暮らす清流を紀子さんが描いた。隆義さんは「人とアユモドキが共存できるよう願いも込めました。他府県の人にもアユモドキが暮らす自然豊かな亀岡を知ってもらえれば」と話している。1個200円。