出荷の時期を迎えたカラー(城陽市奈島)

出荷の時期を迎えたカラー(城陽市奈島)

 結婚式でのブーケや観賞などに用いられる花「カラー」の収穫が京都府城陽市で盛んになっている。真っ白なカラーを傷めないよう、農家は丁寧に出荷作業を進めている。

 カラーはサトイモ科の多年草で、苞(ほう)と呼ばれる葉の一部が花びらのように広がる。花束で使われることが多く、年度替わりに需要が高まる。同市は地下水に恵まれ、近畿地方で有数のカラーの産地として知られる。

 同市の吉田真己さん(46)方では、約20アールのビニールハウスで育てる。午前7時半ごろから収穫を始め、茎の長さをそろえ、傷がないか確認した後、5本を一組にした。

 昨シーズンは新型コロナウイルス感染拡大の影響で結婚式などが中止となり、売値が例年の半分以下になった時期もあったという。今季は3月以降に売値が持ち直しつつあり、吉田さんは「カラーは他の花の邪魔をしない、きれいな白色。花瓶に飾ったり花束に混ぜたり、いろんな場面で楽しんでほしい」と話した。