プラスチック製レジ袋提供禁止条例の賛成派、慎重派に分かれ、白熱した論争を繰り広げた児童たち(亀岡市千代川町・千代川小)

プラスチック製レジ袋提供禁止条例の賛成派、慎重派に分かれ、白熱した論争を繰り広げた児童たち(亀岡市千代川町・千代川小)

 京都府亀岡市が制定を目指す全国初のプラスチック製レジ袋提供禁止条例について、同市の千代川小5年生が学習している。市内の店舗に賛否を尋ねるアンケートを実施し、討論会で児童たちは「みんなで環境を守る」「有料化はいいが、禁止はやり過ぎ」といった激しい論争を繰り広げ、条例の効果や問題点への理解を深めた。

 市環境事業公社(大井町)の協力で行っている。10月上旬にスーパー、コンビニ計6社に質問を送ったところ、3社が条例に賛同、3社が慎重な回答を寄せた。25日には児童約90人が回答理由を見て、制定を目指す市職員役と、制定に慎重派の店主役に分かれて討論を行った。児童の賛否は関係なく、グループ分けされ、それぞれの立場を想像しながら、役割を演じた。
 職員役はエコバッグ持参などの工夫で環境が守れると主張し、店主役は、商品によってプラ製袋が必要と反論。店主役が売り上げ減への不安を漏らすと、職員役は「レジ袋が海に流れれば魚が食べる。店にも被害が出ますよ」と応じた。
 その後、議論は白熱し、店主役が「ポイ捨てをなくせばいい」と提案すれば、職員役は「すぐにはなくならない」。「なくす努力をするのが市の仕事だ」(店主役)、「市に協力するのが、市民でしょう」(職員役)と激しくやり合った。
 また、店主役が「ドライアイスを入れれば紙袋は破れる」と指摘し、職員役が「二重三重にすればいい」と返すと、店側の児童たちが「紙ごみが増える」と一斉に反論した。
 5年生女児(11)は「自分は賛成だが、店側の大変さも分かった。環境を守る目標は市も店も同じで、どうすれば両方納得できるか。しっかり考えたい」と話した。