科学の甲子園で優勝しトロフィーや賞状を持つ洛北高のメンバー(京都市左京区・同高)

科学の甲子園で優勝しトロフィーや賞状を持つ洛北高のメンバー(京都市左京区・同高)

 全国の高校生が科学の知識や応用力を競う「科学の甲子園全国大会」が3月下旬に茨城県つくば市であり、洛北高(京都市左京区)のチームが優勝した。現在3年生となったメンバー8人は「支え合って準備してきたのでうれしい。この経験を将来の目標に生かしたい」と喜んでいる。

 8人はキャプテンの德田陽向さん、飯田健太さん、小田涼一郎さん、関子龍さん、宗野真幸さん、高畑倫太郎さん、嶽釜伸太郎さん、田中友翔さん(いずれも17歳)。付属中からの同級生で、同高2年だった昨年9月ごろ、德田さんの呼び掛けでサイエンス部に入りチームを結成。昨年10月の京都府予選で1位となった。

 全国大会に向け、所属する別の部活動の時間も削り、放課後に過去の問題を解くなど勉強を続けた。今年2月には実技試験の1問が事前に提示され、車体に積んだファンの風を受けて前後に走行できる模型車を製作するという課題に対し、効率的に動く車を試行錯誤して作りあげた。

 本番では、物理、化学、生物、地学、数学、情報の分野から出る筆記試験12問と、模型車の製作、実験、プログラミングの実技試験3問に挑戦。大会には606校から勝ち抜いた47都道府県の代表校が参加したが、模型車が満点を取るなど総合点で優勝した。

 チームは5月に全米の科学が得意な高校生が集まる大会「サイエンス・オリンピアド」にオンラインで参加する予定。德田さんは7月の国際数学オリンピックロシア大会の日本代表候補にも入っている。

 それぞれ将来の夢は研究者や起業、弁護士などを描いており、德田さんは「新型コロナウイルスの影響で授業の実験が減り、実技に不安もあったが、優勝でき感動した。自信も付いた。協力して課題を解く力はこれからの社会で生きると思う」と話した。