京都中央信用金庫

京都中央信用金庫

 全国最大の信用金庫、京都中央信用金庫(京都市下京区)の3月末の貸出金残高が3兆264億円となり、信金業界で初めて3兆円を突破した。新型コロナウイルス感染拡大を受け、京都の宿泊や飲食関連など幅広い業種で資金需要が急増し、前年同期から2935億円伸びた。

 コロナ禍で実質無利子・無担保の制度融資の利用が広がった。年間の貸出金増加額としては過去最高という。

 3月末の預金残高は5兆597億円で、昨年9月末に5兆円台に乗せた。国や京都府などによる給付金や補助金が預金に回り、前年同期比で3344億円増えた。

 白波瀬誠理事長は貸出金の伸びについて「取引先を支援してきた結果の数字であり、引き続き企業ニーズに積極的にこたえていきたい。(貸出先の状況は)底堅いところがあり、延滞や条件見直しなどは少なく、あまり心配はしていない」と述べた。2021年3月期の最終利益は12期連続で100億円を上回る見通しを示した。