滋賀県長浜市は、観音文化を発信する施設「東京長浜観音堂」を、7月上旬に東京都中央区日本橋に開設する。観音像の展示などで新型コロナウイルスの感染拡大がやまない首都圏に心の安らぎを届け、長浜の知名度向上を図る。観音文化の保存伝承に向けた支援者の輪を広げるとともに、将来的には移住定住の促進にもつなげたい考えだ。

 長浜市歴史遺産課に事務局がある「観音の里・祈りとくらしの文化伝承会議」によると、市北部には集落などが管理する観音像が約100体ある。一方で世話人の高齢化が進み、安置施設の観音堂や仏像を維持管理したり修復したりするための人材や資金が不足する課題も抱えているという。

 東京長浜観音堂はJR東京駅に近い運輸会社「近交運輸グループ東京支社」(本社・長浜市)のビルの一角(約45平方メートル)に設ける。平安時代の作を中心に観音像を展示し……