京都府庁

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 京都府は2019年度に府内であった障害者虐待の状況をまとめた。家庭内での虐待に関する相談・通報件数は過去最多の82件で、虐待の認定件数40件(被虐待者40人)は過去2番目に多かった。府は「府民の虐待防止への認識が高まり、見つかりやすくなったのが要因」と分析している。

 前年度と比べて相談・通報件数は15件、認定件数は4件(同4人)それぞれ増加した。

 虐待の種別では、家族からの暴行で体にあざができるといった「身体的虐待」が24件と最も多く、暴言をはじめとした「心理的虐待」が14件で続いた。食事が用意されないなどの「放棄・放任」と、家族が勝手に年金を使うといった「経済的虐待」が各10件、「性的虐待」は2件だった。1人が複数種別の虐待を受けるケースもあった。

 施設・事業所での虐待認定件数は5件(同5人)。過去最多だった前年度の18件(同24人)と比べると大きく減ったものの、例年並みという。

 いずれも府や市町村が指導などを行った。19年度は新型コロナウイルスが本格的に拡大する前で、府障害者支援課は「20年度以降はコロナによる自粛生活が続き、家族で過ごす時間が増えている。家庭内でできるだけストレスがかからないよう、相談窓口などを利用してほしい」と呼び掛けている。