京都市役所

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 京都市は、3月以降の新型コロナウイルスの状況をまとめた。市内三つの大学でクラスター(感染者集団)が発生するなど若者を中心に感染が拡大する傾向がみられ、同月下旬には1週間当たりの新規感染者が100人を超えた。市は「『第4波』の初期段階に差し掛かっている」と警戒を強めている。

 市によると、3月1日~4月1日の感染者(269人)のうち20代が33・1%で最も高く、次いで60代以上17・8%、40代14・5%、50代13・4%、30代12・3%の順となっている。

 1週間当たりの新規感染者数は、3月5~11日が34人、12~18日が36人と横ばいだった。しかし、19~25日は62人、26~4月1日が124人と急増加した。

 クラスターは3月以降5件発生し、うち3件が大学関連だった。サークルの宴会がきっかけで感染が広がったとみられるケースではゲストハウスを貸し切っており、学生ら約25人が集まって開催した結果、16人が感染したという。

 若年層の感染では、就職先の新人研修や入社式に参加した後、発熱などの症状が出て判明した事例もあった。市は「就職してすぐに会社を休むと気が引けると無理をせず、体調がすぐれない時は休暇を取ってほしい」としている。

 市は今月2日付で市内38の大学・短期大学に対し、新入生の歓迎会などの自粛を緊急要請した。学外の活動でもマスク着用や手洗いなど感染予防策を徹底するよう求めている。