炎を上げながら激しく燃えるヨシ原。焼け跡が黒い帯のように広がった(京都市伏見区向島)

炎を上げながら激しく燃えるヨシ原。焼け跡が黒い帯のように広がった(京都市伏見区向島)

 京都市伏見区の宇治川河川敷で6日、春の訪れを告げるヨシ焼きが始まった。冬枯れしたヨシ原に次々と火が放たれ、白い煙を上げながら燃え広がった。

 宇治川河川敷のヨシ原は観月橋から国道1号までの一帯。ヨシは社寺の屋根などに使われ、ヨシ原は西日本有数のツバメのねぐらになっている。ヨシ焼きは市が一時禁止していたが、新芽の成長や生態系維持にヨシ焼きは欠かせないと住民グループが訴えた結果、2013年に再開した。

 午前5時半ごろ、山城萱葺(かやぶき)屋根工事(京都府城陽市)の従業員らが火を入れ、火の勢いが強くなりすぎないように熊手で調整した。事前に倒していたヨシがパチパチと音を立てながら燃え、焼け跡が黒い帯のように広がった。煙や灰の拡散を抑えるため約20ヘクタールを5分割し、天候を見ながら4~5日かけて行う。

 8日午前8時から宇治川大橋南詰東側の堤防でヨシ焼きの見学会を初開催する。問い合わせは「伏見のヨシ原、再発見!」プロジェクト事務局まで。