不審なゴムボート(手前)への対応訓練にあたる「ほたか」(右)と「うみたか」=若狭湾、護衛艦あたごから撮影

不審なゴムボート(手前)への対応訓練にあたる「ほたか」(右)と「うみたか」=若狭湾、護衛艦あたごから撮影

 京都府舞鶴市の海上自衛隊舞鶴地方隊と第8管区海上保安本部は6日、京都府と福井県沖の若狭湾で不審船対応訓練を実施した。自衛隊の艦艇や海保の巡視船などが参加して、情報共有しながら不審船を追い、有事の連携を確認した。

 海自と海保の合同の不審船対応訓練は1999年から実施し、8管区内では10回目。福井県内の原発に向かう、不審なゴムボートを海自ヘリコプターが発見した、との想定で行われた。

 ゴムボートを海自のミサイル艇「うみたか」やヘリ、海保のプロペラ機が追尾し、海保の巡視船「ほたか」に対応を引き継いだ。ほたかはボートに、汽笛や発光で命令を出して停船させた。護衛艦「あたご」が並走し、両機関の幹部が一連の訓練を視察した。

 伊藤弘・舞鶴地方総監は「海自と海保のコミュニケーションが向上している。国家として切れ目のない対応をとりたい」と語り、島谷邦博本部長は「同じ認識を持つことは非常に大切。自然災害への対応でも連携強化を図っていきたい」と話した。