スマートフォンの使用時間が長い乳幼児ほど就寝時刻が遅い傾向があることが、木津川市と同志社大赤ちゃん学研究センター(同市)の研究で分かった。子どもを寝かしつける際にスマホで動画を見せる家庭もあるが、センターは「使用時間を減らせば、寝る時間を早められる」と指摘している。

 脳の発達と関連が深いと考えられている幼少期の睡眠リズムについて、2017年度から共同研究している。昨年6、7月に、市内の保育所に通う0~5歳児488人の保護者らに睡眠や生活状況についてアンケートした。

 スマホの1日の平均使用時間がゼロの乳幼児が154人で最も多く、1時間以内が143人、2時間以内が27人、2時間以上が18人だった。各グループで平均就寝時刻を比べると、使用時間ゼロは午後9時20分だったが、1時間以内は9時32分、2時間以内は9時52分、2時間以上は10時5分で、使用時間が長いほど就寝時刻が遅くなっていた。

 一昨年もアンケートに協力した175人は、今回は就寝時間などが改善した傾向があり、「子どもの落ち着きがない」と答える保護者の割合も減った。研究に協力して就寝を意識した結果、より良い睡眠と健全な心身状態を子どもが得た可能性があるという。

 スマホについては、画面から出るブルーライトが睡眠に悪影響を及ぼすとの指摘もあり、センターは「より良い睡眠のため、日常の生活習慣から工夫してほしい」と話している。

 研究結果の報告会が10日午後1時半から同市山城町の「アスピアやましろ」で開かれる。熊本大名誉教授の三池輝久さんが「子どもにとって良い眠りとは」と題して講演する。無料。当日受け付けで300人。