民間からも利活用策を募る「うみのこ」の旧船

民間からも利活用策を募る「うみのこ」の旧船

 滋賀県教育委員会は7日、34年にわたって子どもに環境の大切さを伝え、昨年引退した学習船「うみのこ」の利活用に向け、民間を対象に活用法の提案を募り、売却先を決める方針を明らかにした。

 うみのこは、県内の小学5年生が琵琶湖上で1泊2日の環境学習を行う「びわ湖フローティングスクール」のための船。1983年に就航、老朽化したため新船にバトンタッチした。旧船は湖に係留されたままになっている。

 解体には1億2千万円程度かかるとみられ、廃船を避けて活用できないか県教委が県各部局や県内市町に打診したが、反応はなかった。そのため民間に対象を広げ、今月中旬から利活用策を募る公募型プロポーザルの手続きを進めると7日の県議会委員会で説明した。

 今後、現地見学会や提案の審査を行い、5月下旬に売却先を決定する方針。売却先が決まらなかった場合は解体することになる。

 県教委教育総務課によると、これまでに数件の問い合わせがあったといい、「幅広い世代が乗った船なので、県民の思いに沿った利活用になるような提案を期待したい」としている。